イタリアには、ピザ、リゾット、パスタなど、チーズを使う料理がたくさんありますよね。
南イタリアの水牛のミルク100%で作る「モッツァレラ・ディ・ブッファラ・カンパーナ」など、「弾力のある繊維状のチーズがつくれる」製法でつくられたパスタフィラータチーズも有名です。
北海道札幌市円山にあるナチュラルチーズ専門店「チーズの店 コンテ」でも、おいしい輸入チーズを豊富に取り揃えております。
今回のテーマは、イタリアチーズ。
チーズ専門店の「チーズの店コンテ」がお届けするイタリアチーズの特徴、その歴史・代表的なチーズを余すことなくご紹介いたします。
「チーズの店コンテがオススメするイタリアチーズ6選!」こちらも紹介していますので、気になるチーズがありましたら、是非お店にもお立ち寄りください。公式通販サイトからもお買い求めいただくことができます!
【今回の参考資料】
「おいしいチーズの事典」(久田 早苗/日本文芸社)
目次
イタリアチーズの特徴と歴史!
イタリアとチーズの歴史は長く、じつは西ヨーロッパで初めて作られたチーズはイタリアだったと言われています。
イタリア最古のチーズは、羊のミルクから作られた「ペコリーノ・ロマーノ」という硬いチーズで、雌羊のことをイタリア語で「ペコーラ」というところが由来とされています。
フランスはそのままチーズを食べることが多いですが、イタリアは料理に使うことも多いことが特徴の1つです。
ピザやパスタ、リゾットなど、イタリア料理にチーズは欠かせないものになっています。
イタリアチーズを買うなら知っておきたいD.O.P.(D.O.C.)
D.O.Pマークは、イタリアとEU からお墨付きを受けたチーズの証!
イタリアの原産地名称保護制度は「D.O.P.」と呼ばれています(1996年6月以前はD.O.C.)。
これは、伝統的な食品を保護する制度で、産地や作り方などこまかい規定があり、すべてクリアすると認証してもらうことができます。
原産地名称保護制度「D.O.P.」は、チーズ以外にも、ワイン、生ハム、サラミ、ソーセージ、オリーブ、ビール、パン、果物、野菜など多岐にわたります。
D.O.P.マークは、厳しい規定に従って生産された食材であることを証明する、高品質の証なのです。
代表的なイタリアチーズ
①パルミジャーノ レッジャーノ(ハードタイプ)
D.O.P.認定のイタリアを代表するチーズで、「イタリアチーズの王様」と呼ばれている人気のチーズです。
人気が故、世界では「パルメザン」の名でイミテーションが造られてきました。
パルミジャーノ・レッジャーノ協会は、伝統的なチーズを守るため、熟成期間中に厳しい検査を行い、等級をつけて、チーズの表皮に焼印などでマークを付けています。
- 最低2年以上の長い熟成に適しているものは、「パルミジャーノ レッジャーノ」
- 熟成12ヶ月のときに、微小な傷や内部にわずかな欠陥が見られるものは「パルミジャーノ レッジャーノ メッツァーノ」
と呼ばれています。
アミノ酸が結晶化し、しゃりしゃりとした食感を楽しむことができます。
白い斑点がみえることがあるのですが、これはアミノ酸の結晶!旨みの固まりなのです。
味わいは、旨味と塩味が強く、コクがありしっかりとした歯ごたえが感じられます。
在庫は公式通販サイトでご確認ください!
美味しい食べ方
すりおろして、粉チーズとして、サラダやリゾットに使っても美味しいですが、
かち割って食べるのも現地で人気のある食べ方!赤ワインやビールのお供にぴったりですよ!
②ゴルゴンゾーラ(青カビタイプ)
世界三大青カビチーズの一つである「ゴルゴンゾーラ」は、D.O.P.認定の北イタリアでつくられるチーズです。ゴルゴンゾーラ村で作られたもの以外は、ゴルゴンゾーラと名乗ることができません!
ゴルゴンゾーラには、「ドルチェ(甘口)」「ピカンテ(辛口)」の2種類があります。
ゴルゴンゾーラ ドルチェ(甘口)
よりマイルドなタイプのこの『ゴルゴンゾーラ ドルチェ』は、青カビの量が少なめで、塩味もおだやかなため、とても食べやすく、青カビチーズに慣れていない方にも、そのおいしさを楽しんでもらえるチーズです。
ほのかな甘みとなめらかな舌ざわりを感じる味わいです。
美味しい食べ方
そのままでも美味しいですが、はちみつをかけるのもおすすめ!
お酒に合わせるなら、イタリアの甘口のスパークリングワインを。
ゴルゴンゾーラ ピカンテ
「ゴルゴンゾーラ ピカンテ」は、青カビの量も多く、ピリッとした青カビの辛さが味わえます。しかし、塩味は思ったよりも強くなく、マイルド。
「ピカンテ」は中身がしっかりと硬く締まっています。青カビチーズの中では、食べやすいチーズです。
美味しい食べ方
しっかりと味わいが感じられるのでパスタソースやリゾットにもおすすめ。
牛肉との相性もいいのでステーキに、ゴルゴンゾーラでソースを作ってかけるのも絶品です。そのまま食べる場合は、ハチミツや洋梨などを合わせるのがおすすめです。
「チーズの店コンテ」では、「世界三大ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ(イタリア) ロックフォール(フランス) スティルトン(イギリス))」を食べ比べられるセットもご用意しています。在庫は公式通販サイトでぜひご確認ください!
③モッツァレラ(フレッシュチーズ)
「モッツァレラチーズが好き。」という方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
モチモチした食感とツルツルした白く丸い形が特徴的なチーズです。
加熱するととろけ、ピザやグラタンにもよく使われています。
イタリア語で「モッツァーレ(引きちぎる)」という意味があり、モッツァレラチーズの引きちぎる手法が名前の由来となっています。
本場の南イタリアのモッツァレラは、水牛のミルク100%で作られD.O.P.チーズは「モッツァレラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ」と呼び、区別されています。
美味しい食べ方
トマトとバジルのカプレーゼが定番ですよね。わさび醤油も美味しいので、是非あわせてみてください!
チーズの店コンテがオススメするイタリアチーズ6選!
①パルミジャーノ レッジャーノ
「イタリアチーズの王様」と呼ばれる、北イタリアの特定地域で生産されるチーズ。
D.O.P.により生産地域が限定されています。
パルミジャーノ・レッジャーノ協会に徹底管理されていて、厳重な検査をし、「パルミジャーノ レッジャーノ」と呼べるチーズは本物の証!
2年以上の長期熟成によりできた、アミノ酸の結晶のしゃりしゃり食感と旨みを存分に感じられます。
在庫は公式通販サイトで確認いただけると幸いです。
当店オススメの食べ方
パルミジャーノナイフで、チーズを砕き、チーズの塊をかみしめながら赤ワインと合わせるのがオススメです。
すりおろして、リゾット、パスタ、サラダなどの料理に使うと、旨みと香りがプラスされ、より華やかな味わいになります!
②パルミジャーノ レッジャーノ 3年熟成 100g
「イタリアチーズの王様」と呼ばれる、北イタリアの特定地域で生産されるチーズ。
日本でも、「パルミジャーノ レッジャーノ」はお馴染みのチーズですよね!
日本ではすりおろして使うことも多いですが、パルミジャーノナイフで、チーズを砕き食べると、うまみ成分のアミノ酸が結晶化して、じゃりじゃりとした食感と、濃厚な旨味と豊かな香りが感じられます。
パルミジャーノ・レッジャーノ協会に徹底管理されていて、厳重な検査をし、等級に分け、チーズの表皮に焼印でマークがつけられます。
通常は2年熟成が多いのですが、3年熟成の「パルミジャーノ・レッジャーノ」もご用意しています。いちだんと旨味が増し、この上ない美味しさです!
在庫は公式通販サイトで確認いただけると幸いです。
当店オススメの食べ方
パルミジャーノナイフで、チーズを砕きかみしめながら赤ワインと合わせて!
すりおろして、リゾット、パスタ、サラダなどの料理に!
③ゴルゴンゾーラ ドルチェ
青カビが少なめなので、香りや塩気がぐっとマイルドで、クリーミーな味わいです。ピカンテより歴史は浅いものの、イタリアでの生産量は、ドルチェが多いです。柔らかくクリーミーでマイルドな味わいは、これからブルーチーズに挑戦したい方に、おすすめチーズです。
在庫は公式通販サイトで確認いただけると幸いです。
当店オススメの食べ方
はちみつや完熟の果物と!パスタソースやリゾットなどのお料理にも最適です。
お酒と合わせるなら、甘口のワイン、北イタリアの赤ワインと一緒に楽しんで!
④ゴルゴンゾーラ ピカンテ
ピカンテは伝統的なタイプで、中身がしっかり詰まっていて硬めのチーズです。
イタリアのロンバルディア州のゴルゴンゾーラ村で作られ、青カビが多いためピリッとした辛みがありブルーチーズ好きはたまらないチーズになっています。
料理にもおすすめで、コクのあるソースやディップにつかうと美味しいですよ。
1996年6月12日以来、統制原産地呼称(DOP)を取得していますので、ゴルゴンゾーラ村で作られたもの以外は、ゴルゴンゾーラと名乗ることができないので、本場の味を楽しめます!
在庫は公式通販サイトで確認いただけると幸いです。
当店オススメの食べ方
コクのあるソースや、リゾット、ピザなどの料理に!
はちみつや果物とあわせたり、パイやケーキの材料としてもおすすめです。
お酒と合わせるなら赤ワインや日本酒を。
⑤カチョ ディ ボスコ
エミリア・ロマーニャとウンブリアの州境で収穫される白トリュフを刻み、4ケ月以上の熟成を経た贅沢なチーズ「ペコリーノ」。
その味わいは、独特のコクと甘みをもつ生地と、深いトリュフの香りが広がる贅沢な味。
特に、チーズ通に人気があります!
在庫は公式通販サイトで確認いただけると幸いです。
当店オススメの食べ方
そのままでも美味しいですが、すりおろしてリゾットにかけるだけで、本物の白トリュフの香りと、チーズの旨みが各段に料理の味を上げてくれます!
オススメのお酒は、同郷トスカーナのワイン。
⑥タレッジョ オーガニック
イタリアのウォッシュタイプの代表「タレッジョ」。
流通の多くはロンバルディアの平地でつくられたものですが、このタレッジョは、原乳から熟成までの全てのプロセスを「タレッジョ渓谷」にこだわってつくられています。
またミルクも、厳しいオーガニックの基準をクリアしたものを使用。
ぜひ、本物の味をご堪能ください!
味わいは、外皮はウォッシュらしい香りで、中はねっとりとマイルドです。
在庫は公式通販サイトで確認いただけると幸いです。
当店オススメの食べ方
ライチ、シャインマスカットを添えて!
厳しいオーガニックの基準をクリアしたミルクを使用している最上のこのタレッジョには、ヴァンナチュールや純米酒をあわせたい。
さいごに
以上、「イタリアチーズ」についてのご紹介でした。
イタリアチーズは、そのままはもちろん、料理にあわせて楽しめるチーズも数多くあります!ぜひ、そのまま食べたり、料理につかったり、いろいろな食べ方で楽しんでください。
「チーズの店コンテがオススメするイタリアチーズ6選!」は、北海道札幌市は円山にある「チーズの店 コンテ」でご用意しております。試食も大歓迎ですので、ぜひ一度、当店にお立ち寄りください。
「どんなチーズがおすすめ?」と悩んだ時は、お気軽にスタッフにご相談ください。お酒・料理・人数・予算・シーンに合わせて、とっておきのチーズをチョイスします。長年の経験を活かし、細かなご要望にもお応え可能です。ギフトのご相談もおまかせください。
最後にクイズです!お店にご来店いただき、お答え頂いた方には
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わくわく!チーズクイズ【2024年12月号】
日本ではじめて西洋型のチーズがつくられたのは明治時代でした。では、その製造場所はどこだったでしょうか?
①岡山県
②長野県
③広島県
④島根県
⑤北海道
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