みなさんこんにちは!北海道札幌市円山にあるナチュラルチーズ専門店「チーズの店 コンテ」です。当店は輸入チーズだけではなく、北海道産チーズも豊富に取り揃えております。
今回のテーマは、モンドール。
モンドールは、期間限定の秋・冬にしか手に入らない人気のチーズです。その理由は、8月15日〜翌年の3月15日の間しか作られないチーズだからです。
「ウオッシュタイプは苦手だけど、モンドールは別!」とおっしゃる方も多く、その味のまろやかさは格別で至極の味わいです。
そんな、モンドールの食べ方・合うお酒・保存方法・当店のおすすめを、余すところなく紹介します。
札幌市円山にあるナチュラルチーズ専門店「チーズの店 コンテ」では、本場フランスのアルノー社のモンドールを取り扱っております!期間限定品のため、お電話でお問い合わせいただくか、オンラインショップでご確認頂けると幸いです。
【今回の参考資料】
「おいしいチーズの事典」(久田 早苗/日本文芸社)
目次
期間限定!冬のごちそう「モンドール」の特徴!
タイプ | ウォッシュタイプ |
---|---|
原料乳 | 牛乳 |
味の特徴 | 濃厚なミルクのコクが感じられる香り高いチーズです。熟成するとスプーンですくえるほどトロトロに! |
モン ドールは、フランスとスイスの国境の山脈一帯で作られる、牛乳を原料としたウォッシュチーズで、生産時期が8月15日〜3月15日、販売期間は9月10日〜5月10日までと決められた期間限定のチーズです。
ワインのように毎年違う味が楽しめるのも魅力の一つ!
暑い年だったり、雨が多い年など、牛の健康状態やえさの牧草の状態が違い、ミルクの質が変ってくるためです。
円形の木箱に入っていて、柔らかいチーズは完熟するほどにトロトロに!
味わいは濃厚ミルクのコクが感じられ、複雑な塩味の効いた風味とウッディな香りが特徴のA.O.P.(A.O.C.)チーズです。
A.O.P.(A.O.C.)チーズとは?
フランスチーズの中でも、ほんの一部のチーズしか認められていないフランスとEU のお墨付きの証!原料・製法・熟成などの細かい規定をクリアしなければ、認められないチーズの認証のこと。
「モン ドール」は、「チーズの店 コンテ」でも取り扱っております。在庫はオンラインショップでご確認いただけると幸いです!
モン ドールの美味しい食べ方
食べ頃は、賞味期限の1週間くらい前から。香り高く、中身も柔らかくなっています。
お召し上がりになる前に常温で30分ほどおいてください。
木箱からは取り出さず、外皮の上側をナイフで切り取り、蓋を取るように外皮を外してください。中身はトロトロしていますので、スプーンですくって食べて、残ったらまた外皮で蓋をして保存してください。
中身を食べ終えたら、皮の白カビや青カビをそぎ落とし、パンにのせてトースターで焼くと皮がカリカリになって美味しいです。すべて美味しく食べられますので、余すことなく「モン ドール」を堪能してください。
モン ドールに合うお酒は?
熟成が若めのモン ドールと合わせるなら
フルーティーな香りと豊かな果実味の赤ワイン・フルーティーな白ワインなど強すぎないワインと合わせると、双方の美味しさが引き立ちます。
熟成の進んだモン ドールと合わせるなら
ふくよかな白ワインやしっかりとした濃厚な赤ワインがおすすめ。
泡立ちがクリーミーなスパークリングワインにもよく合います。
モン ドールの保存方法
上部の外皮を生地に戻し、蓋のように被せて木箱の蓋を閉めます。さらに、チャック付きポリ袋や密閉容器にいれ、冷蔵庫に保管します。
モン ドールは香りが強いので、ニオイを密閉できるものに入れて冷蔵庫に入れることをおすすめします。
焼きモン ドールの「フォン ドール」のレシピをご紹介
最初は、そのまま味わって、残ったモン ドールを焼いて「フォンドール」を作ってみましょう!
フォンドールとは、モン ドールとフォンデュを合わせた造語で、チーズフォンデュのようにパンや、ジャガイモなどをつけて食べる美味しい料理です。
材料
- モン ドール 1個
- にんにく 2かけ
- 辛口の白ワイン 大さじ1~2
- オリーブオイル 大さじ1
- 粗挽き黒こしょう お好みで
作り方
- 木箱がこげないようにアルミホイルを巻きます
- スライスしたにんにく・白ワイン・オリーブオイルを加えます
- 180℃に予熱したオーブンで、30分ほどこんがりするまで焼きます
- お好みで黒コショウをふっても美味しいです。
あつあつのチーズを、パンやゆでたジャガイモなどですくいながら、お召し上がりください。
おもてなし料理にもピッタリですよ!
当店人気のモン ドールをご紹介!
当店で取り扱っているモン ドールをご紹介します。在庫を確認したい方は、お気軽にお電話・Instagram・Facebookでお問い合わせくださいね。オンラインショップでのご購入も可能です!
冬のごちそう!「モン ドール」( アルノー社/フランス)
1907年創立のジュラの熟成業者、アルノー社の「モン ドール」をご用意しています。
アルノー社の「モン ドール」は、数々の賞を受賞し、輝かしい実績を残しています。現在も伝統的な手法を守り、丁寧につくられています。
熟成するとスプーンですくえるほど、とろっとして美味しいです。冬のごちそうをぜひご堪能ください。
ワインと合わせるなら
熟成が若めの時は、フルーティーな赤ワイン・白ワインなど強すぎないワインと合わせると、双方の美味しさが引き立ちます。
熟成の進んだ時は、ふくよかな白ワインやしっかりとした濃厚な赤ワインがおすすめです。
おすすめの食べ方
半分はそのままでお召し上がりいただき、残りは、木の枠にアルミをかぶせてオーブンで焼く「フォン ドール」がおすすめです。
「茂喜登牛(もきとうし)」(しあわせチーズ工房/北海道足寄町)
「しあわせチーズ工房」さんは、北海道足寄町茂喜登牛の山の上にある工房です。
「茂喜登牛(もきとうし)」のチーズの原料になる牛乳は「ありがとう牧場」で育てられた無農薬・無化学肥料の自然な放牧地で毎日のびのびと草を食べて過ごす牛のミルクを使用しています。
この美味しいミルクでつくる、本間幸雄(さちお)さんの「茂喜登牛」は、スイスやフランスの「モンドール」のような美味しさです。
生地がもっちりと柔らかで、やさしいミルクの甘みに、ほのかに香るエゾマツの香りが特徴です。熟成が進むと、カスタードクリームのような柔らかさになり、濃厚な味わいが楽しめます。
お酒と合わせるなら
日本酒やシードルがおすすめ
おすすめの食べ方
まずはそのままの味わいをお楽しみください。
そのまま味わった後は、ジャガイモとタマネギとベーコンを炒めた上に、生クリームをかけ、その上に茂喜登牛をのせてオーブンで焼いてお召し上がりいただくのがおすすめです。
さいごに
以上、「モン ドール」についてのご紹介でした。
今回は「モン ドール」の食べ方から保存方法・簡単レシピなどをご紹介させていただきました。
期間限定の秋・冬にしか手に入らないモン ドールの格別の美味しさを余すことなくご堪能ください!
「当店おすすめのモン ドール」は、北海道札幌市は円山にある「チーズの店 コンテ」でご用意しております。試食も大歓迎ですので、ぜひ一度、当店にお立ち寄りください。
「どんなチーズがおすすめ?」と悩んだ時は、お気軽にスタッフにご相談ください。お酒・料理・人数・予算・シーンに合わせて、とっておきのチーズをチョイスします。長年の経験を活かし、細かなご要望にもお応え可能です。ギフトのご相談もおまかせください。
最後にクイズです!お店にご来店いただき、お答え頂いた方には
先着5名様に素敵なプレゼントを用意しています。
わくわく!チーズクイズ【2024年10月号】
日本ではじめて西洋型のチーズがつくられたのは明治時代でした。では、その製造場所はどこだったでしょうか?
①岡山県
②長野県
③広島県
④島根県
⑤北海道
ブログを見ました。クイズの答えは〇番です!と伝えてください。
挑戦お待ちしています!